咬合のメカニズム3

噛むは、自分でできる
運動、記憶、感覚の
アンチエイジング。

噛むことで脳の血流量が増えることはお話ししました。そうすると脳に何が起こるか。近年の研究や調査では、運動をコントロールする運動野、記憶の中枢となる海馬、感覚を司る感覚野、コミュニケーションや思考を司る前頭前野などが活性化させることがわかってきました。たとえ義歯であっても、きちんと口から食べ物を噛める歯を。認知症を予防するための自己アンチエイジングはもとより、現在では、医療の現場と歯科が一体となって、高齢の患者の機能回復を目的とした噛むリハビリテーションをすすめています。